編み物と毛糸のブログ | なないろ毛糸公式コラム
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セーターを輪で編むとき、二の腕の太いところと、肘から袖口の細いところでは、同じ針では回りきらなくなります。マジックループに切り替えるか、5本針に移すか。海外の編み手のあいだでは、肘から先だけを3本の針に替えるという方法も知られています。ドイツのアディが作る、クレイジートリオという針のお話です。
太い毛糸で大きなものを編むと、膝の上の編み地に存在感が出てきます。ところが太いのに軽い毛糸があります。サンネスガルンのポピーは、アルパカとウールを細いコットンの筒に吹き込んで作られた糸です。中に空気が入っているため、太さのわりに重さがありません。編み目もふっくらと立ち上がります。
手で編んだ靴下は、穴があいても捨てられません。直したい気持ちはあるのに、いざ手に持つと編み地が平らにならず、針を入れる場所が定まらない。その一点だけを引き受けてくれるのが、ダーニングマッシュルームという木の道具です。ヨーロッパの家庭で長く使われてきた、キノコの形をした繕い道具をご紹介します。
アイスランドのセーターは、大きな作品のわりに早く編み上がります。理由は糸の太さと目の大きさにあります。そして、あの肩まわりの模様は糸の性質ではなく、何色かを組み合わせて生まれるものです。地の色と合わせ色の選び方しだいで、同じ模様がまったく別の一着に見えてきます。
手をかけて編んだショールほど、留め具を選ぶときに手が止まります。気に入ったブローチがあっても、編み地に針を刺すことを思うと使えない。木のショールピンは、刺すのではなく編み目のあいだを通して留める道具です。仕組みと、素材に使われる2種類の木について紹介します。
手編みの作品が「それ、どこの?」と聞かれることがあります。ノルウェー産ラムウールとメリノウールを合わせたサンネスガルンのアトラスは、編み地に自然な厚みと陰影が生まれる糸です。手編みらしさではなく、既製品のような佇まいが出る。その理由を、糸の構造から見ていきます。
靴下を編むとき、多くの人が足を止めるのがかかとです。フィンランドには、ヒールフラップとヒールターンという伝統的な手順があります。平らな筒が数段のうちに足の形へ変わる、この瞬間こそが靴下編みのいちばん面白いところです。
編み針を手にしている時間は長いのに、針そのものを見ている時間は案外わずかです。見ているのは、道具箱を開けたとき、長さを選んで取り出すとき、編みかけを膝に置いたとき。その数秒が毎日積み重なると考えると、道具の選び方も少し変わってきます。ニットプロのジャドール・キュービックスからその話をご紹介します。
段染め糸で左右対称のウェアを編むとき、悩ましいのが色合わせです。左と右で色の位置がずれると、かたちは同じでも見た目がちぐはぐになってしまいます。実は、一玉の中の色の順番をメーカーが決めている糸があります。ソフィーフードを例に、段染め糸で左右をそろえる方法をご紹介します。
黒檀の編み針で知られるランタンムーン。しかしこの会社は、編み針をつくるために始まったわけではありませんでした。2001年、アメリカの夫妻がベトナムとカンボジアの手仕事を絶やさないために創業。その成り立ちを知ると、木の針と布のケースが並んでいる理由が見えてきます。






