夏になると編み物の手が止まる、という声をよく聞きます。ウールのセーターは季節外れ、かといって何を編めばいいのか分からない。そんな夏の編み物の答えのひとつが、衣類ではなく小物を編むという選択です。
フィンランドのノヴィータ社のコットン糸、ノヴィータ アウラは、まさにそのための糸です。バッグ、帽子、ポーチ、ボトルホルダー。形をきれいに見せたい小物に向く、しっかりとしたコットン100%の並太糸で、細編みの粒や透かし模様、グラニースクエアの輪郭がはっきり現れます。
小物のよさは、完成したその日から出番があることです。編み上がったトートは翌日の買い物へ、帽子は次の外出へ。編んだ形がそのまま暮らしの道具になります。太めの糸なので編み進みも比較的早く、大きな作品の前にボトルホルダーやポーチで小さく始めるのもおすすめです。
一色で端正に仕上げるか、ボーダーやモチーフで色を重ねるか。色選びから、夏の編み物は始まります。
この夏は、着るものより、持ち歩くものを。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














