ウールが直接肌に触れると赤くなってしまう。そういう方に届けたい糸があります。ローワン コットン ウールで編んだスカーフを3時間以上首に巻いて歩きましたが、まったく何の異常もありませんでした。撚りをかけていないエアリーな構造が、肌にやさしい理由だと思っています。
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「このショール、何色の糸で編んでいると思いますか。たった4色なんですよ」。10年前のケルンの手芸メッセで、取引先のケラーさんが広げたショールを見て、驚きました。見れば見るほど色が増えていくように見える。その糸が、ウーリーハグズのボッベル コットンです。
手元にある道具が可愛いと、針を持つ前から気分が変わります。ピンクに囲まれると気分が上がるのは気のせいではなく、色が気分に影響を与えるという心理的な効果です。LYKKEのブラッシュシリーズは、その感覚を編み物の時間に持ち込める、つやのあるピンクの編み針です。
模様編みをきれいに出したいとき、エッジが鮮明な糸はかための印象があり、やわらかい糸は模様の輪郭が曖昧になりやすい。この二つはなかなか両立しません。メリノウールとピマコットンをほぼ半々に組み合わせたサンネスガルン デュオは、その両方を持っています。
春夏の糸を選ぶとき、軽さを基準にする方は多いと思います。ただ軽さとは別の基準で糸を選ぶと、また違う編み物の楽しさが見えてきます。コットンにカシミアを加えることで、編み目の線がすっきりと現れる。やわらかさを手放したとき、別の美しさが現れる糸の話です。
輪針のレビューに「疲れない」「目が落ちない」という言葉が繰り返し出てくる針があります。addiのノベルは、断面が丸ではなく四角形という珍しい設計の輪針です。角は丸く処理され、表面の細かな突起が指に自然にフィットします。
コットンの糸は涼しい素材というのが編み物の常識です。ところがコットンを編んでいるはずなのに、手の中にやさしい温かさが伝わってくる糸があります。ヒマラヤ高地に生息するヤクの産毛を15%混紡した、ローワン ソフトヤクDKの話です。
混紡の糸はたくさんありますが、素材のそれぞれが明確な役割を持って配合されている糸は多くありません。ビスコースが光沢とドレープを、コットンが芯を、ウールが膨らみを担う。三つが揃って初めて、単一素材では出せない編み地の表情が生まれます。
リサイクル素材と聞くと、品質は新品に劣るという印象を持つ方もいるかもしれません。ところがローワン コットン リバイブは、古着や繊維廃材から作られながら、新品のコットンにはない落ち着いた風合いを持っています。廃材の来歴を活かして意図的に作られた美しさです。
冬が終わると針をしまってしまう方がいます。ウールは暑くなると手元に置く気になれない、夏は編み物をしない季節だと思っている方です。ただそれは、素材の選び方次第で変わることかもしれません。サンネスガルンのティンリーネは、そういう方に届けたい糸です。






