10年前、ケルンで「なんだこれ」と思った毛糸のことを
10年近く前のことです。ドイツ・ケルンの手芸見本市、h+hで、取引先のケラーさんが机の上に一つの毛糸を置きました。「こんな糸が出たのだけど」。その形を見た瞬間、思わず声が出ました。
なんだこれ、と。
ケラーさんはさらに、その糸で編んだショールをテーブルの上に広げました。そこに広がるグラデーションを見て、また驚きました。
「このショール、何色の糸で編んでいると思いますか。たった4色なんですよ。でも、もっとたくさんの色に見えるでしょ?」
見れば見るほど、色が増えていくように見える。そのことが不思議でたまりませんでした。
その糸が、ウーリーハグズのボッベル コットンです。
メッセから戻り、すぐに日本の皆様にご紹介しました。反響は、それまでに経験したことのないものでした。あれから10年近くの歳月が流れましたが、元祖として今も変わらず愛され続けています。
ボッベル コットンは1玉でショールが編めるほどの大容量で、編み進めるたびに色が変わっていきます。たった4色の糸が、編むほどに表情を変えていく。その不思議さが、編む時間を特別にします。
なないろ毛糸では、ボッベル コットンと、さらに大容量のボッベル コットン XXLをご用意しています。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)















