ミニ輪針という編み針をご存じでしょうか。針先が五センチ前後しかない、とても短い輪針です。靴下の足首、袖口、帽子のてっぺん、ベビー小物。小さな輪を編むために設計されています。
便利そうだ、とは多くの方が思われます。ただ、そこから先へ進む方が意外に少ない。理由ははっきりしていて、持ち方が今までと違うからです。針先が短いため、握るのではなく、指先でつまむように持つことになります。この一点が、想像しづらい。
想像しづらいものは、文章で読むとますます難しく感じられます。「指先でつまむように」と書かれても、実際にどう指を添えるのかは分かりません。ところが手元の映像を数十秒見ると、あっけないほど簡単に伝わります。ああ、こう持つのか、で終わってしまう。
なないろ毛糸のミニ輪針特集ページには、短い動画を三本置いています。
一本目は、ミニ輪針での基本の編み方です。針の持ち方と手の動きが目で分かります。
二本目は、ツッパリ解消法です。目数が少ない靴下やベビー小物では、編み地が突っ張って編みにくくなることがあります。この動画では、ちょっとした工夫でどのサイズの輪でも快適に編めるようになる方法を、スタッフが実際に手を動かして検証しています。
三本目は裏技です。ミニ輪針でもマジックループが編めるという話。ご存じない方が多いかもしれません。
ミニ輪針がすべての場面での正解だとは申しません。五本針が好きな方、マジックループに慣れている方は、それで十分です。ただ、選択肢がもうひとつあると知っておくのは、悪いことではありません。
三本合わせても、コーヒーが冷めるより早く見終わります。
まずは一本目から。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














