5本そろって蛇のように波打っている5本針があります。アディのクレイジースネーク レースです。ドイツのある編み手は、初めて見たとき、工場の人の調子が悪かった日の不良品かと思った、と書いていました。
アディによると、編み物雑誌の企画で19人の編み手がこの針を試し、89%が人にもすすめたいと答えたそうです。裏を返せば、そう答えなかった方もいたことになります。
合わない方は、たしかにいらっしゃると思います。まっすぐな5本針で何の不自由もなく編めている方。輪針ひとつで筒を編むのがお好きな方。手になじんだ道具にまさるものはないと思います。使い始めは持ちなれないという声も海外でよく見かけますので、その少しの間が苦手な方にも、合わないかもしれません。
反対に、ゆるく編む方や、編んでいる途中で針が抜けてしまう方。波の形はそのためのものだと、アディは説明しています。当店にも、不思議な形だけれど編んでいて安心、という声が届いています。
おすすめしない方がはっきりしている道具は、おすすめしたい方もはっきりしています。
合うかどうかは、形をひと目見れば、きっと分かります。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














