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2目一度・3目一度で手が止まる。その「あと一歩」をほどく輪針の話

2目一度・3目一度で手が止まる。その「あと一歩」をほどく輪針の話

2目一度、3目一度。編み図にそう書いてあると、ほんの少しだけ手が身構える。そんな経験はありませんか。

針先を、重なった目に入れる。その一瞬に、目を割ってしまいそうになる。一目落としそうで、指先につい力が入る。減目が続く段を編み終わると、手が少し疲れている。編めないわけではないのに、あの一瞬だけがほんの少し嫌だ。長く編んでこられた方ほど、こうした引っかかりを「そういうもの」として受け入れてこられたのではないでしょうか。

けれど、その引っかかりは、針の形でずいぶん変わります。

プリムのエルゴノミック輪針は、針先がしずくのような形をしています。重なった目の中へ、先がするりと入っていく。強く押し込まなくても、目のほうが針を迎えてくれる。複数の目をまとめて扱う2目一度や3目一度のような場面で、この差は手元にはっきり出ます。

軸は、根元から先へ向かって丸から三角へとゆるやかに変わります。目が逃げてほしくないところでは目を留め、送り出したいところではすべりよく動く。その境目を針が覚えていてくれる。すべりすぎない素材なので、金属針のように目が勝手に流れていくこともありません。手から力を抜いても、目は落ちない。だから、減目の段でも手元が落ち着きます。

太さは3.0ミリの細いものから太い号数まで、長さは60センチと80センチ。減目や模様編みの多い作品に合わせて選べます。

いつもの針で編めている方こそ、あの一瞬の違いを確かめてみてください。

その針が向く場面を、見てみる

執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)

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