編み物をしていると、ふとした瞬間に「あれ?」と気づくことがあります。落ちた目、乱れた目、短い糸端。大きなミスではないけれど、そのままにはできない小さな乱れです。
こういう時、道具箱からかぎ針を探して、見つからなくて、手が止まる。その数分が、編み物の流れをぷつりと切ってしまいます。
なないろ毛糸のお客さまから、こんなレビューをいただきました。「何段か編んだらそこに付けて常時一緒にいてもらってます。こまわりがきくのでめちゃくちゃ早く修正できます。もう手離せません。」
道具箱にしまっておくのではなく、作品に付けて一緒に動かす。この使い方を知ってから、この小さなフックの見え方がすっかり変わりました。
ランタンムーンの木製リペアフックは、黒檀材で作られた手のひらサイズの小さなフックです。編みかけの作品のそばに置いておくことで、「あれ?」と思った瞬間にすぐ手が動きます。出番は多くありませんが、近くにいてくれると手の止まる時間がぐっと短くなります。
編み物道具の選び方は人それぞれですが、「道具箱にしまわない道具」という発想は、編み時間をより心地よくしてくれるかもしれません。
作品のそばに置く小さなフックを、一度見てみてください。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














