多色編みの作品を見ると、まず目に入るのは美しい模様です。しかし、実際に編んだことがある方なら、表側だけではなく裏側も気になるのではないでしょうか。
配色糸が長く渡る部分では、糸が絡まったり、渡り糸の処理に気を使ったりすることがあります。柄を編む楽しさがある一方で、糸の扱いに苦労した経験をお持ちの方も少なくありません。
そんな多色編みの時間を少し違ったものにしてくれる道具があります。
プリムの多色編み用ヤーンガイド「TheKnitRing」です。
見た目は少し独特ですが、単なるヤーンガイドではありません。複数の糸を分けて管理しながら、スライダーを動かすことで配色糸を編地の裏側に留めやすくする仕組みが備わっています。

実際にこの道具を使った編地を見ると、裏側の渡り糸が規則正しく留められている様子が分かります。多色編みで気になりやすい長い渡り糸を、編み進めながら自然に扱えるのが大きな特徴です。
また、2本から3本の糸を整理しながら編めるため、糸同士が絡まりにくくなります。毛糸玉の向きを何度も直したり、絡まった糸をほどいたりする時間が減るだけでも、編み込みのリズムは変わってきます。
多色編みに慣れている方はもちろんですが、これから挑戦したい方にも興味深い道具です。編み込みは難しそうという印象を持っていた方にとって、新しいきっかけになるかもしれません。
編み物の道具は、作品そのものを作るわけではありません。しかし、手元の動きを助けてくれる道具があることで、作品づくりに向ける気持ちには大きな違いが生まれます。
多色編みをもっと楽しみたい方は、一度TheKnitRingをチェックしてみてはいかがでしょうか。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














