グラデーションの美しい糸、という言葉には少し慣れていました。だからこそ、最初は距離を置いて見ていようと思っていたのです。
ところが、段がひとつ重なるごとに、色が静かに動いていきました。水色が青になり、青がコバルトへ、そしてターコイズからネイビーへと続いていく。その変化があまりにもなめらかで、私はいつの間にか毎日のように作品を見に行くようになっていました。
触れるたびに、息が止まりました。メリノウールの、さらにその先にある感触。すべらかで、手のひらに密着するような、静かな上質さがありました。
そして完成の日、miconoの北林がスカーフを頭にかけた瞬間、すべての色がひとつの流れとして収まっていきました。糸は、人のもとに届いたとき、ようやく本当の意味を持つのだと思いました。
この色の流れを、見てみる
段染め毛糸で編むソフィーフードは、姉妹店のmiconoでご用意しております
段染めソフィーフードキットを見てみる
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)
















