少しずつ春の気配が混ざるこのごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。
窓を開けると、空気が動く音が聞こえるような、そんな静かな時間にこの記事を書いています。
編み物をしているとき、ふと手が止まってしまうことはありませんか?
コードの妙な曲がり癖を直そうとしたり、針の継ぎ目で糸が引っかかって指先に力を込めたり。それはほんの小さな違和感ですが、積み重なると、せっかくの心地よい時間が少しずつ削られていくような、そんなもどかしさを感じることがあります。
「編み物の外側にあるストレス」を驚くほど鮮やかに取り去ってくれる――。
今日は、多くの熟練ニッターが「もっと早く使えばよかった」と口を揃える、特別な道具をご紹介します。
道具が「手の延長」になる瞬間。チャオグーの赤い魔法
その道具の名は、チャオグー(ChiaoGoo)の「レッドレース」という輪針です。
50代、60代と長く編み物を愛してきた方こそ、その違いに驚かれるはずです。
最大の特徴は、その名の通り「しなやかな赤いコード」にあります。
-
驚くほどクセがつかない:
収納から出した瞬間、スッと真っ直ぐに。あの「くるくる丸まるストレス」から解放されます。
-
滑らかすぎる繋ぎ目:
メタル針でありながら驚くほど軽く、針とコードの繋ぎ目で糸が一度も引っかかりません。
-
絶妙な表面仕上げ:
滑りが良いのに、滑りすぎて目が落ちる不安を感じさせない。ステンレスの質感が、編み進めるうちに手の熱でしっとりと馴染んでいく感覚は格別です。
「編む時間そのものを取り戻した」という感動
先日、この針を手に取られた方が、こんなお話を届けてくださいました。
「赤いコードが本当に柔らかくて、癖がつかないんです。針とコードの繋ぎ目も全く引っかからなくて、まさにストレスなし。感激の編み心地でした」
その言葉を聞いたとき、私はその方が編み針を通して、ただ道具を新調しただけでなく、「編む時間そのものを取り戻したのだ」と感じました。
糸が吸い付くように動き、リズムが一度も途切れない充足感。
道具が手の延長になったとき、私たちは「編むこと」そのものに深く没入し、内側から整っていく自分に気づくのです。
頑張っている自分を、道具で「労わる」
「まだ使えるから」「慣れているから」と、小さな不便を我慢していませんか?
道具を変えることは、自分を労わることでもあります。
無理に力を入れる必要のない、あの軽やかな感覚を、ぜひ一度味わってみてください。
サイズは、小物を編むのに適した40cmから、大作をゆったりと編める120cmまで揃っています。今編んでいるその糸に、あるいはこれから手にする大切な一玉に、どの長さが一番しっくりくるでしょうか。
編み物の時間は、もっと自由で、もっと静かなものであるはずですから。
手にした瞬間、編み心地が変わる|輪針 レッドレース 40cm-100cm|ChiaoGoo:チャオグー
手にした瞬間、編み心地が変わる|輪針 レッドレース 120cm-150cm|ChiaoGoo:チャオグー
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














