ここ最近、編み物を始める方が増えています。日本の毛糸や編み図を使い、号数で編み針を選ぶことに慣れている方も多いでしょう。国内で編む分には、号数だけでほとんど困ることはありません。
ところが、海外の編み針に触れた瞬間、前提が変わります。
日本では「号数」でサイズを表しますが、ヨーロッパではミリ表記、アメリカでは独自のサイズ表記が使われています。同じ「5」という数字でも、意味している太さはまったく異なります。
実際に増えているのが、5号指定の作品で5mmの針を選んでしまうケースです。日本では5号が基準ですから、数字の「5」を見てそのまま選んでしまう。しかし5号は3.60mmであり、5mmはそれよりもかなり太い針です。出来上がりのサイズや編地の印象は大きく変わります。
これは不注意というより、基準の違いから生じる混乱です。国内では号数が常識でも、海外ではミリが基準になります。アメリカサイズにいたっては、単位のない数字だけが並ぶため、さらに分かりづらくなります。
海外の編み針を使うということは、単位の世界が変わるということです。
理屈を覚える必要はありませんし、暗記する必要もありません。たとえば8号が何ミリかと聞かれて、すぐに答えられる方は多くないでしょう。それでまったく問題ありません。
大切なのは、確認できる場所があることです。
日本の号数、ヨーロッパのミリ表記、アメリカサイズを一つにまとめた対応表をご用意しています。棒針、輪針、かぎ針、レース針まで、種類ごとに見比べられる形です。海外の編み針を選ぶとき、あるいは手元の針を見直すときに、すぐ確認できます。
基準が分かれば、選ぶことはずっと簡単になります。














