おはようございます、細野カレンです。
今日は気温も落ち着いていて、編み物にはちょうどいい一日になりそうです。新しい糸のご紹介をさせてください。
「アレグリア」は、南米ウルグアイの小さな村々で、女性たちがひと束ずつ丁寧に染め上げているソックヤーン。スペイン語で「喜び」を意味するその名のとおり、色彩と質感が編む人にそっと寄り添い、ひと目ひと目を心地よい時間へと導いてくれます。
この糸の最大の特徴は、ウルグアイ産の極上メリノウール(21.5ミクロン)を75%、ナイロンを25%配合したバランスの良さにあります。しっとりと肌に馴染みながら、しっかりとした強度を持つため、靴下やショールはもちろん、ベビーアイテムやプレーンなニットにもおすすめです。
また、繊細な撚りから生まれる編み目の美しさは格別で、レース模様でも、何気ないメリヤス編みでも、その魅力をはっきりと感じられます。
染色工程は最大3kgの小鍋を使い、ひと束ひと束を人の手で丁寧に染めていくという非常に手間のかかる手法。そのため、同じ色番でも色の出方にわずかな違いが生まれます。それは偶然でありながら、まるでそのときの空気や光が宿ったかのような味わい。編み上がった作品には、世界にひとつだけの“色のリズム”が刻まれることでしょう。
この糸を生み出す「マノス・デル・ウルグアイ」は、1968年に設立された非営利の団体です。「田舎に住む女性たちに働く場を」というシンプルな問いから始まり、今では12の協同組合に成長。フェアトレードを通じて、持続可能な働き方と誇りある暮らしを実現しています。
アレグリアは、単なる高品質な毛糸というだけでなく、その背景に温かな物語と社会的な意味を持っています。手しごとが未来を変える力を持つこと、そしてその一目が、遠くの誰かの生活とつながっていることを感じながら、どうぞ手に取ってみてください。
編むたびに、静かな喜びが心に広がっていくことでしょう。
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