毛糸を選ぶとき、まず色から入る方は多いと思います。ただ、単色にするか段染めにするかで、編み上がった編み地の見え方はずいぶん変わります。
単色は、色の変化がないぶん、編み目や模様の形がそのまま見えてきます。縄編みの立体感や、透かし模様の抜け感といった、編み地そのものを見せたい作品との相性がよい色です。編み図の通りに編んだ形が、そのまま作品の見どころになります。
段染めは、そこに色の変化が加わります。同じ編み方でも、どの色がどこに現れるかで印象が変わります。かせの状態で見えている色の並びと、編み地になったときの色の出方が違うのも段染めの特徴です。目数の多い部分と少ない部分で色の幅が変わるため、同じ糸で同じ模様を編んでも、仕上がりは一つひとつ違ってきます。
シンフォニーヤーンズのヴィヴァは、インドの職人が一かせずつ手染めしたエクストラファインメリノ糸です。単色と段染めを合わせて百色以上あり、色の雰囲気ごとに七つのページに分かれています。単色が四つ、段染めが三つです。素材、糸の太さ、お手入れ方法はどのページも共通です。
編み模様を見せたいのか、色の変化を楽しみたいのか。そこから選ぶと、色選びは少し楽になります。
まずは、どちらの編み地が見たいかで選んでみてください。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














