編みかけを鞄に入れて出かけ、取り出したときに編み目が落ちていた。そんな経験のある方は少なくないと思います。
原因のひとつに、輪針のキャップがあります。針先にかぶせる形のキャップは、はまっている間はきちんと役目を果たします。ただ、細い針では抜けやすい。抜けたことに気づかないまま鞄を持ち上げると、中で針先が動き、目が落ちます。
これを自分の不注意だと受け止めてしまう方が多いのですが、そうではありません。外れる構造のものが外れた、というだけの話です。
もうひとつ、置き場所の問題もあります。猫や小さなお子さんと暮らしていると、編みかけを机に置いたまま席を立つのがためらわれます。針先がむき出しであれば、なおさらです。
対策として知られているのが、キャップではなくチューブ型のプロテクターです。ニットプロのものはアルミのチューブとシリコンを組み合わせた作りで、輪針の両端を差し込むと内側がそのまま固定します。引いても抜けにくく、針先も覆われます。
道具そのものが変わるわけではありませんが、編みかけを置いておける時間が変わります。
安心して、編みかけを置いたまま席を立ってみませんか?
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














