靴下を編むときは輪針でマジックループ、でも手袋の指を編むときだけは、短い5本針に持ち替える。そんな使い分けをされている方は、案外多いものです。
輪針はとても便利な道具です。一本でたいていの輪編みがこなせます。けれど、指の一本一本のような極端に小さな輪になると、話は別です。長い針は取り回しにくく、短い5本針のほうが、ずっと早く、ずっと楽に編み進められます。
ところが、いざ短い5本針を探そうとすると、これがなかなか見つかりません。15cm未満の長さとなると、作っているメーカーがぐっと限られてくるのです。探しても見当たらず、なんとなくあきらめてしまった、という声をよく耳にします。
KnitProのドリームズ5本針には、12.5cmという長さがあります。
ここで大切なのは、ただ短ければいいわけではない、ということです。あまりに短い針は、持つための余白がなくなって、かえって編みにくくなります。12.5cmは、小さな輪にすっと収まりながら、手にもしっかり残る長さ。短すぎない短さ、とでも言えばいいでしょうか。この長さがちょうどよかった、というお声を、実際によくいただきます。
素材はバーチウッド。木の針でありながら、糸の滑りがよいのも特徴です。竹針のやさしい手ざわりはそのままに、糸が引っかかって止まる感じが少ない。針のしなりも控えめで、手元が安定します。号数ごとに色分けされているので、編みかけの針を見分けるのも簡単です。
輪針でなんでも編める時代だからこそ、小さな部位だけ短い5本針に持ち替える。その一手間が、指先の作業をぐっと軽くしてくれます。
長さで選ぶ5本針を、一度試してみてください。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














