付け替え針のケーブルは、ここ数年で大きく変わりました。回転式ケーブルの登場によって、編んでいるうちにケーブルがよじれてしまうという長年の不満が解消されたのです。多くのニッターがその便利さを実感してきました。
ただ、回転する仕組みである以上、ケーブルと針先の金具の間にはわずかな隙間が生まれます。そしてこの隙間が、モヘヤや引き揃え糸など繊細な素材を使うときに、引っかかりの原因になることがあります。手がきつめの方は、特に気になることがあるかもしれません。

ニットプロの新しいケーブル「GlideX」は、回転機構を持ちません。その代わりに、接続部のなめらかさに集中した設計です。繊維が引っかかる場所をなくすことで、モヘヤや繊細な糸を使う編み時間を、よりなめらかにしてくれます。
一方、よじれが気になる方やマジックループをよく使う方には、回転式の「しなやかスリム」が引き続きおすすめです。回転か固定かではなく、今使っている糸と編み方で選ぶ。それが、ケーブル選びの新しい基準になりつつあります。
まず、今使っている糸のことを思い浮かべてみてください。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














