初めてこの糸を見たとき、撚りが均一でないことに気づきました。よく見ると、撚りに強いところと弱いところが交互に現れています。この撚り方に、どんな意味があるのか。私もしばらく分かりませんでした。調べてみて、はじめてその理由が分かりました。
撚りの強弱こそが、あの美しいグラデーションを生む理由だったのです。スポンジに色を染み込ませると、濃いところと薄いところが自然に生まれます。この糸のグラデーションは、そういう仕組みで作られています。この撚り方だからこそ生まれる色で、他の糸には出せない表情があります。

写真をよく見ると、撚りの強弱が、糸の表面に現れているのが分かります。揃っていないことが、美しさの理由になる糸があります。
もうひとつ珍しいのは、素材です。一般的なソックヤーンはナイロンを混ぜますが、この糸はラミーという天然素材を使っています。ラミーは麻の仲間で、古くから衣料に使われてきた天然繊維です。肌に触れるものだからこそ、素材にこだわりたいという方には、珍しい一玉です。
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執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














