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ウール×コットンという選択。130年の時を超えて重なった、二つのブランドの話

ウール×コットンという選択。130年の時を超えて重なった、二つのブランドの話

イギリスとノルウェーが、それぞれたどり着いた答え

春が近づくと、毛糸を選ぶ感覚が少し変わります。冬の間とは違う、軽くて柔らかいものへと、自然に気持ちが向いていく季節です。

今回ご紹介するのは、そんな気持ちにぴったりの二つの糸です。ローワン コットン ウールとサンネスガルン デュオ。どちらもウールとコットンを混紡した糸ですが、生まれた国も、ブランドの歴史も、まったく異なります。

ローワンは1978年、イギリスのヨークシャーに生まれたブランドです。グロサリーストアの上の小さな部屋から始まり、いまでは世界30カ国以上で親しまれています。

デザイナー主導のものづくりを大切にしており、コットン ウールはエリカ・ナイトが色を選んだオーガニック素材の糸です。オーガニックコットン60%とオーガニックメリノウール40%という配合で、繊維が細く柔らかいため、赤ちゃんの肌にも使えるほど肌あたりがやさしいのが特徴です。

一方サンネスガルンは1888年創業、ノルウェーの紡績会社です。毎年約1400万玉の糸を世界中のニッターに届けています。

デュオはメリノウール55%にピマコットン45%という配合で、ローワンよりもウールの比率がやや高く、その分だけしっかりとした編み地に仕上がります。サンネスガルン自身が「ウールが苦手な方にこそ試してほしい糸」と紹介しているほど、肌あたりへの配慮が込められています。

130年以上の歴史を持つノルウェーの老舗と、ヨークシャーで生まれたイギリスのデザイナーズブランド。共通点はほとんどありません。それでもこの二つが、ウールとコットンを混ぜるという同じ答えに辿り着いているのは、少し面白いことだと思います。

ウールのあたたかさと弾力、コットンの軽さと通気性。この組み合わせが春の編み物に向いているという結論は、国を超えて同じだったということです。

どちらにしようか、しばらく迷ってみてください。その迷う時間が、今日のいちばんの楽しみになるかもしれません。

ローワン コットン ウールはこちら

 

 

サンネスガルン デュオはこちら

執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)

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