冬の編み物がひと段落すると、ふと軽い糸で何か編みたくなる瞬間があります。厚手のウールではなく、もう少し軽やかで、春から夏に向かう季節に合う糸。そんな時に目に入ると、思わず手に取ってみたくなるコットンヤーンがあります。
Pro Lanaの「1-2-3 Ideen」は、長くゆっくりと色が変わっていくグラデーションが特徴のコットン糸です。編み進めるにつれて色が自然に移り変わり、難しい配色を考えなくても作品に豊かな表情が生まれます。単色の糸とはまた違う、編んでいく過程そのものが楽しいタイプの糸です。
素材は100%エジプトコットン。
コットン特有のさらりとした肌ざわりがあり、春や夏の編み物にとても向いています。軽いトップスやカーディガン、ショールなど、季節の変わり目にちょうどよい作品に仕上がります。
この糸にはもう一つ面白い特徴があります。
1玉でループスカーフ、2玉でショール、3玉でトップス、4〜5玉で長袖セーターと、使う玉数によって作品のイメージが自然に広がっていくことです。編み物を始めるとき、「まずは何を編もうかな」と考える時間がありますが、この糸はその想像を広げてくれるタイプの糸だと思います。
そして今年、このシリーズには新しい色が4色加わりました。
春らしい軽やかな色合いで、既存のカラーにやさしく溶け込むようなラインナップです。強く主張する色というより、季節の空気のようにやわらかな印象の色たちです。
グラデーション糸は、写真で見ているだけでも楽しいものです。
色がどのように変化していくのか、どんな作品になるのかを想像する時間も、編み物の楽しみの一つではないでしょうか。
春の編み物を始めるきっかけとして、少し眺めてみるのも面白い糸です。


















