おはようございます、細野カレンです。
朝の空気が少しずつ春へと傾いてゆくこの頃、編みかけのまま季節を越えていた毛糸に、ふと手を伸ばしたくなる瞬間がありますね。今日は、そんなあなたへお届けしたい毛糸のご紹介です。
手の中でゆっくりと色が変わっていく「ボッベル・コットン」。
この毛糸をたどる時間には、少し不思議な感覚があります。過ぎていく時間というよりも、戻ってくる時間──あの頃のリズムに、また指先が馴染んでゆくような、穏やかな流れです。
けれど、この毛糸はひと玉800メートルもあると聞くと、「最後まで編み切れるかしら」と迷われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方のために、なないろ毛糸では、一玉で編み終えられるレシピをご用意しております。かぎ針でも輪針でも、あなたがいつもの手で気持ちよく始められるように。
どうぞ、今のあなたにちょうどいい編み方と、ちょうどいいペースで。その時間の中に、きっとまた、小さなよろこびが訪れるはずです。
レシピの詳細や糸の色合いなど、ご興味のある方はこちらからゆっくりとご覧くださいませ。
→ 編み時間がゆっくり流れる毛糸を見てみる
どうぞ今日という一日が、静かで心地よい流れの中にありますように。