細い糸でセーターを編もうと決めたとき、迷うのは糸より先に「どんな一枚にするか」かもしれません。サンネスガルンのアルパカ シルケは、ベビーアルパカ70%とマルベリーシルク30%の糸で、メーカーはやわらかな毛足とシルクのつやをこの糸の持ち味にしています。
この糸のためにメーカーが提案している作品は六つあります。どれもセーターかカーディガンで、ラグランや丸ヨークの素直な形に、仕掛けがひとつだけ入っています。裾に広がるペプラム、腰で結ぶリボン、ヨークに並ぶ松ぼっくり模様、小さなノット、クローバーの透かし編み。
当店の商品ページでは、六つの作品それぞれに日本語の概要を添えています。編み方の資料は英語で、セーター1枚はサイズによっておよそ5〜9玉で編めます。
いちばん意外なのは、編み上げたあとに裏返して着るシンプルセーターです。ふつうなら編んだ人しか見ない側を表にして、袖から肩にかけての表目と裏目の切り替えを、模様の代わりにしています。
形を控えめにしているぶん、人の目が向くのはその一か所の仕掛けと、着たときの静かなつやのほうかもしれません。
どの一枚を着て出かけたいか、写真で見比べてみてください。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














