俳句には季語があります。鈴虫は秋、こたつは冬。言葉ひとつで季節が決まるのは、よく考えると不思議な約束ごとです。
この秋、海外の編み物好きのあいだでは「寒くなったら、ソフィーフードの季節」という言い方を見かけるようになりました。デンマークのデザイナー、プチニットが発表したフードつきのマフラーは、去年の冬に大きな話題になり、今では冬の始まりを知らせる編み物のひとつになりつつあるようです。
ソフィーフードといえば、プチニットが見本に載せている青いフードを思い浮かべる方も多いと思います。あの青は、ノルウェーのサンネスガルンのアルパカ ウールの「ハイドランジア」という色です。ハイドランジアは、アジサイのこと。冬に編みたくなるフードが、夏の花の色で編まれていたことになります。
なないろ毛糸のソフィーフード キットには、この糸とこの色が入っています。日本語の文章パターンつきで、写真で何度も眺めてきたあの一枚と同じ糸、同じ色で編み進められます。この1か月は、ハイドランジアのほかに、ネイビー ブルー ツイードを選ぶ方も目立ちました。
見慣れたあの青を、今度はあなたの手元で。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














