浜辺に流れ着いた流木は、たいてい白っぽい灰色をしています。日の光が木の表面にある色のもとを少しずつ壊し、それを雨や水が洗い流していくと、残った繊維が銀色がかった灰色に見えるのだそうです。あの色は、長いあいだ日と水にさらされてきた時間の色といえます。
リッケのドリフトウッドは、その流木の色に似せた輪針です。海を漂ってきたわけではなく、カバノキに灰色をのせて仕上げてあります。ネパールのカトマンズで、職人さんが一本ずつ手作りしているそうです。
当店の商品ページの色の欄には「ドリフトウッド風(個体差あり)」とあります。本物の流木と同じように濃いところと淡いところが混ざり、一本ずつ少しずつ表情が違います。
海外のお店では、この灰色は編んでいる糸の色を邪魔しないと紹介されています。長さは23センチの短い輪針から150センチまでそろっていて、帽子や袖口からセーター、ショールまで選べます。
新品なのに、どこか見覚えのある一本です。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














