プチニットのソフィースカーフは、先端から先端へガーター編みで編み進め、両端にアイコードの縁が組み込まれたシンプルなスカーフです。
昨年の冬からは日本でも人気が広がり、ミニアルパカで二本目、三本目を編まれた方も少なくありません。
じつはこのスカーフ、もともとはカシミヤで編むことを思い描いて作られています。海外で紹介されている使用糸の欄にも、まずカシミヤの糸が並んでいます。
海外の毛糸屋さんでは、ずっと気になっていた上等な糸を一玉だけ試すためのスカーフとして親しまれているそうです。スモールに使うのは約20gで、25gの玉にちょうど収まる量です。最後の段を編み終えても、手元にはほんの少しカシミヤが残ります。
ガーター編みのうねがひとつ増えるたびに、指先を通っていくのはカシミヤです。早く仕上げたい気持ちと、もう少し触っていたい気持ちが、同じ手の中で行ったり来たりする時間になるかもしれません。
当店では、バーガンディをはじめ、赤みのある色を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
知っているスカーフを、はじまりの糸で。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














