ノルウェーの編み込み模様といえば、二色の糸を指にかけ分けて、一目ずつ色を拾っていく手仕事です。色を替えるたびに、裏には糸が渡っていきます。
ドイツの毛糸ブランド、プロラナのフィヨルド ソックスは、その柄をはじめから糸の色の並びに入れてしまった靴下糸です。手元にあるのは一本の糸と、いつものメリヤス編みだけ。それでも編み進めるうちに、北欧らしい柄の帯が少しずつ上がってきます。
おもしろいのは裏側です。二色で編む編み込みなら渡っているはずの糸が、この糸では一本も見当たりません。片方が編み上がったら、表と裏を見比べてみてください。ちょっとズルをしたような、得をしたような気分になります。
なないろ毛糸では、何年も前に取り扱いを始めたその年に、たくさんの方に選ばれました。今も寒くなるころに手に取っていただく定番です。ハスキー、サンタクロース村、オーロラ、バルト海といった、北欧の景色を思わせる色名から選ぶのも楽しみのひとつです。
この週末、ちょっとズルいノルウェー柄を。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














