編み物をしている方から、今でも「ソックロケッツはありませんか」というお問い合わせをいただきます。ところが、その名前で検索しても、商品は出てきません。
ソックロケッツは、アメリカでアディの製品を扱ってきた会社がつけた呼び名です。ロケットのように靴下が編み上がる、という意味だと言われています。ヨーロッパの製品に、その名前は書かれていません。買ったのにパッケージのどこにも名前がない、という不思議の答えは、ここにあります。
日本では、靴下編みが広まったころに、この呼び名も一緒に入ってきました。以来十数年、プレミアムレースではなくソックロケッツとして呼ばれ続けています。当店が商品名にわざわざ通称を添えているのも、そうしないと探している方に見つけていただけないからです。
面白いのは、この針がもともとレースのような細かい編み地に向けて生まれたことです。ところが広まったのは、レースではなく靴下のほうでした。作り手が思っていた使い道と、使う人が見つけた使い道。そのふたつがずれたまま、呼び名のほうだけが残っています。道具の世界では、こういうことが時々起こります。
サイズは1.5ミリから、長さは40センチから150センチまでそろっています。いつもの号数と、いつもの長さで選べます。
いつも使っている針と、並べてみてください。
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執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














