ランタンムーンといえば、黒檀の編み針を思い浮かべる方が多いと思います。なめらかな手触りの木製針で知られるブランドです。
ところがこの会社は、編み針をつくるために始まったわけではありませんでした。
創業は2001年。アメリカのウッドコック夫妻が立ち上げました。掲げていたのは、ベトナムとカンボジアに残る手仕事と職人の技を絶やさないこと。現地の職人と一緒に働き、訓練と正当な雇用を通じて、その家族の暮らしを支えることでした。
そう知ってから商品を見ると、印象が変わります。黒檀の針と、布のケースやバッグ。別々の商品群に見えますが、どちらも同じところから出てきたものです。木と布のどちらが本業ということもありません。
その後、ブランドはニットプロ・インターナショナルに引き継がれました。今つくられているのは、インドのジャイプールです。創業者夫妻は、引き続きデザインに関わることになりました。国も工場も変わりましたが、職人の手でつくるという一点は残っています。
なないろ毛糸で扱うケースとバッグは13種類。輪針用、5本針用、小物用、毛糸玉ごと持ち歩けるものまであります。
眺めているだけでも、なかなか楽しいものです。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














