編み物の中で、靴下は少し特別な位置にあります。履き口から編み始めて、かかとを回るころには、あとどのくらいで終わるかが手の感覚でわかる。セーターやショールを編んでいるときの「まだ半分もある」という気持ちになりにくいのです。
そしてもうひとつ、靴下には仕上がってから使い始めるまでが短いという特徴があります。大きな編み地は完成しても、季節が来るまで引き出しで待つことになりがちです。靴下は最後の一目を留めたその日に、もう足に入ります。
夏の終わりのこの時期は、その差がいちばん出るタイミングかもしれません。暑さが残っていても、朝晩の空気だけ先に変わっている。編み上がった靴下を、待たずに履き始められる季節です。
プロラナのバンブー ソックスは、竹から作られた糸を混ぜた、ウールを使わないソックヤーンです。軽い手ざわりで、洗濯機で洗えます。単色と段染めから選べるので、模様編みを見せたい方にも、色の変化を楽しみたい方にも向いています。
秋のはじめに履く一足を、今日から。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














