編んでいる途中で、針にかかったまま両手で編み地を引っぱって、模様の出来を確かめる。編み物をされる方なら、ほとんどの方がやっている確認方法だと思います。
ただ、この方法にはひとつ弱点があります。針の上では目が寄っているため、模様が縮こまったままなのです。引っぱる指の力加減しだいで寸法の見え方も変わります。レース模様であれば、穴の並びが本当はどう見えるのか、広げた一瞬の姿しか確かめられません。
この問題がとくに大きくなるのが、ショールのような長い作品です。編み地のほうが針よりずっと大きいため、広げようとしても広げきれない。結果として、全体の流れは最後まで想像で進めることになります。ブロッキングをして初めて「思っていたのと違った」と気づく、という経験をお持ちの方もいらっしゃるはずです。
解決のしかたは、実はとても単純です。編み地を針から柔らかいケーブルに移してしまえばいい。目はケーブルの上をすべって、そのまま平らに広がります。長さにゆとりのあるケーブルなら、大きな編み地でも端から端まで机の上に置けます。
少し離れて眺めてみると、模様の並びも、目数の詰まり具合も、寸法も、針にかかっているときとはまったく違う姿が見えてきます。確認が終わったら、また針に戻すだけです。
ノヴィータのステッチホルダー【編地 保くん】は、まさにこの用途に使える柔らかいケーブルです。針のサイズに合わせて2種類あり、4本セットになっています。使い方は商品ページの動画でご覧いただくのが一番早いかと思います。
一度広げてみると、続きの手が変わります。
編み地を平らに広げて見てみる
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)








