デンマークには、余分なものを持たないという考え方が根づいています。ムーのジャイリットを初めて見たとき、その考え方がそのまま道具になったと感じました。
使い方はとても簡単です。丸い革の台座に毛糸玉を乗せて、革のストラップを手首か椅子に掛けるだけ。それで毛糸玉は転がらなくなります。床に落ちない。糸が絡まらない。
レビューには「持病で体力がないが、これが来てから編める量が増えた」という声がありました。たったそれだけのことで、毛糸玉を気にせず編み続けられます。
素材はインドの小規模農家から届く水牛革。一点一点表情が異なり、使い込むほどに色と艶が深まります。
本当に必要なものだけを持つと、それがどれほど自分の役に立っているかがよくわかります。
ジャイリットは、そのことを静かに教えてくれる道具です。
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執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














