フォークランドウールという名前を聞いたことがある方は、日本ではまだ少ないと思います。これは品種の名前ではなく、南大西洋に浮かぶフォークランド諸島で生産された羊毛の総称です。
南アメリカ大陸の東岸から約五百キロ沖合に位置するこの諸島は、嵐と霧と冷たい風が吹き続ける過酷な環境にあります。その厳しい気候が、逆に羊にとって純粋な環境をつくっています。虫も病気もほとんど存在しないため、農薬の使用もミュールジングも行われません。
その結果として生まれる羊毛は、世界でも最も純粋なウールのひとつと呼ばれています。このフォークランドウールをイギリス北部のウエストヨークシャースピナーズが直接仕入れ、リヨセルとカシミヤを加えて紡いだ糸が「ソルスティス」です。
ソルスティスとは至点、つまり夏至と冬至を指す言葉です。季節の境目に使える糸、という意味が込められています。化学繊維を一切使わない天然素材だけの構成で、中細という使いやすい番手に仕上がっています。
なないろ毛糸での取り扱いは今回が初めてです。
ソルスティスを見てみる
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














