編み針の色には理由がある。針を替え忘れるミスを防ぐニットプロ ドリームズの仕組み
ウエアを編むとき、途中で編み針の太さを替える場面はよくあります。裾や袖口のゴム編みでは細い針を使い、そのあと身頃に入ると少し太い針に替えます。作業が進むと、また細い針に戻すこともあります。こうした「針を替える」という工程は、ウエアを編むときにはごく普通の作業です。
ところが編み物は一度で終わる作業ではありません。途中で席を立ったり、翌日に続きを編んだりすることもよくあります。そのときに起きやすいのが、針を替えたまま編み進めてしまうことです。多くのニッターが一度は経験している、小さなうっかりです。
例えば、ゴム編みを終えて太い針に替えたあと、作業を中断します。翌日になって続きを編み始めたとき、針を元のサイズに戻したかどうかが分からなくなることがあります。刻印されたミリ数を見れば確認できますが、編み地が針を覆っていると見えにくいこともあり、毎回チェックするのは意外と手間です。
ここで役に立つのが、編み針の色分けです。針の色がサイズごとに違っていると、編んでいる途中でも視界に入る針の色で状態に気づきやすくなります。「さっきまでこの色だったかな」と違和感が生まれ、針を替えたことを思い出しやすくなるのです。
つまり色は単なる装飾ではなく、編み物の途中で起きがちな小さなミスを防ぐための視覚的な目印として働きます。長時間続く作業だからこそ、こうした小さな工夫が意外なほど役に立ちます。
この考え方を取り入れているのが、ニットプロのドリームズシリーズです。ドリームズの編み針はサイズごとに異なる色が割り当てられていて、一見するとカラフルなデザインに見えますが、実際には作業の中で針サイズの違いに気づきやすくするための設計でもあります。
素材にはバーチ材、つまりカバノキが使われています。木製針ならではのやさしい手触りがあり、糸が滑りすぎないため扱いやすいのが特徴です。金属針ほど速く滑らず、竹針よりも安定感があり、多くのニッターにとってバランスのよい使い心地です。
さらにドリームズシリーズは、輪針、棒針、5本針、かぎ針など同じカラーコンセプトで道具が揃っています。シリーズで道具を揃えると、作業道具としての統一感が生まれ、編み物の時間が少し楽しくなります。
見た目の美しさだけでなく、作業の中で自然に役立つ工夫が詰まった編み針。それがドリームズシリーズの魅力です。














