64歳の私がソフィーフードをかぶって外を歩いても、浮かないのでしょうか。
若い人が軽やかにかぶっている姿を見ると素敵だと思います。それでも、いざ自分が身につけるとなると、年齢にそぐわないのではないかと、どこかで立ち止まってしまう。流行を取り入れたい気持ちと、落ち着いた装いでいたい気持ち。その間で揺れるのは、60代にとってごく自然な感覚ではないでしょうか。
実際に外でかぶってみました。これが64歳の現実です。特別な演出をせず、いつもの外出着に合わせただけの姿です。
まず、重さと負担について
実際に外へ出てみて、最初に意識したのは見た目よりも身体への感覚でしたが、これだけの面積を頭から首にかけてまとっているにもかかわらず、重さを意識する瞬間はほとんどありませんでした。
コートの上に自然におさまり、肩に余計な力が入ることもなく、歩いているうちにかぶっていることを忘れてしまうほどです。大判のショールのようにずり落ちる心配もなく、首まわりに必要な厚みだけが静かに集まるため、動きの中で煩わしさを感じる場面はありませんでした。
大人のコートに合わせても浮かないのか
外出着として選んだのは、淡いベージュのウールコートです。いわゆる防寒着ではなく、きちんと感のある一着に合わせたとき、このフードが浮いてしまわないか、それが一番の確認でした。実際に羽織ってみると、ガーター編みの表面は思いのほか静かで、装いの邪魔をしません。編み地の凹凸はありますが、光沢が強くないため、コートの質感と自然に調和します。
首元に沿う丸みと、前に落ちる三角のラインが縦の線をつくり、全体の印象を崩すことなくおさまります。若い人の流行としてではなく、大人の外出着の一部として成立しているかどうか。その点において、少なくとも違和感はありませんでした。
60代という現実の中で
若い人がかぶっているのを見たときと、自分が鏡の前に立ったときとでは、受け取り方は当然違います。無理をしていないか、若作りに見えていないか、その視線はどうしても自分自身に向きます。
実際にかぶって外に出てみると、年齢を強調する印象はありませんでした。むしろ、髪型を整える代わりにフードが自然な輪郭をつくり、顔まわりがすっきりとまとまります。流行を追うというより、静かな防寒具として身につけている感覚でした。
フードを下ろした姿はどうか
歩きながらフードを下ろしてみると、首元にはやわらかな分量だけが残ります。後ろから見ると、コートの上に自然に重なり、特別なデザインを主張するわけでもありません。前から見ても、マフラーを軽く巻いているような印象で、装い全体を邪魔しません。必要なときにはかぶり、そうでないときは下ろす。その切り替えが無理なくできることは、大人の外出着として大きな安心材料でした。
64歳の私がソフィーフードをかぶって外を歩いても、浮かないのでしょうか
実際に外で身につけてみて感じたのは、年齢よりも装い全体の調和のほうが大切だということでした。派手に見せるための小物ではなく、首元と頭まわりを静かに整える一枚として選ぶなら、違和感はありません。流行を取り入れるというより、必要な防寒具を丁寧に選ぶ。その延長にこのフードがあるという感覚です。
似合うかどうかを決めるのは年齢ではなく、無理をしていないかどうか。そう考えると、今回の検証の答えは、思っていたよりもずっと穏やかなものでした。
使用キット:ソフィーフード|毛糸 & 日本語文章パターン付きキット|PetiteKnit:プチニット - 2523 ネイチャー ツイード
着用:細野カレン(なないろ毛糸店長)
執筆:細野カレン(同)
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