おはようございます、細野カレンです。
静かな朝は、針先と糸の音がよく響きます。まだ柔らかな光の中で、少しだけ毛糸の話を。
イタリア生まれの「ラナグロッサ ダスク」は、クラシカルな手染め工程で生まれた毛糸です。同じ玉なのに、編み進めるたびに色がくるくる変わります。偶然のようで、職人の計算も宿った表情です。
茜差す残照は、夕陽の赤とオレンジを重ねるように染めた、柔らかく灯る色。
蒼き入り江の宵は、静けさをたたえる青を重ね、ゆるやかに溶ける色。
黄金に沈む丘は、光を受けた大地のぬくもりを映す色。
彩雲の黄昏は、紫とターコイズが空の奥でふわりと交わる色。
どれも、職人の手から生まれた一滴の色が、編むたびに景色を変えてくれます。
指先には、極上のエクストラファイン・メリノのやわらかさ。糸がすっと流れ、針先に軽く乗る感覚は、ただ編んでいるだけのはずなのに、贅沢な時間を過ごしているような気持ちにしてくれます。出来上がったときの嬉しさはもちろんですが…実は、その途中こそが一番のご褒美かもしれません。
全国どこへでも送料無料で、30日間の返金保証付き。ふんわりしたままお届けしたいので、圧縮梱包はしていません。
今日は、どの色と一緒に時間を過ごしたいですか。