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毛糸をむしった男が教えてくれたこと

毛糸をむしった男が教えてくれたこと

おはようございます、細野カレンです。

今日は朝から空気がすっきりしていて、少しだけ軽やかな気分で編み物に向かえるかもしれませんね。

今朝は、コットンという素材について、ひとつ小さなお話をさせてください。

数年前のことです。毛糸メーカーの御曹司であり、筋金入りの素材マニアとして知られるツェンカさんが、両手いっぱいの糸を抱えて、私たちのもとを訪れました。

その日、彼が見せてくれたのは、私たちの“コットン観”を根底から揺さぶる、忘れがたい出来事でした。

いつものように新商品の紹介が始まるものと思っていた私たちは、次の瞬間、思わず息を呑みました。ツェンカさんが一角に並べていたコットン糸に目を留めたかと思うと、静かに糸端を探し出し、そして迷いなく、糸を毟りはじめたのです。

丁寧に、繊維をすくい取るようなその指先の動きに、私たちは言葉を失いました。やがて彼は、自分のバッグから別の毛糸を取り出すと、同じように毟り、ふた束の繊維をそっと手にしました。

「見てごらん。繊維の長さが、まったく違うよね」

彼はそう言って、静かに語り始めました。

「コットンにとっていちばん大事なのは“繊維の長さ”なんだ。長ければ長いほど、肌触りが良くなるし、着たときの形もきれいに保たれる。でも短い繊維は、編地そのものの重さでだらりと伸びてしまう。編んだときはきれいに見えても、時間が経てば必ず違いが出るんだよ」

それ以来、コットンの糸を手に取るとき、私はふとあの光景を思い出すことがあります。

色や触れたときの第一印象では、わからないことがある。繊維の質は、目に見えない小さな差の積み重ねで決まり、それが編み地の表情や着心地に、やがて大きな違いを生むのだと気づかされるのです。

だからこそ、糸を選ぶときには、どこまでも誠実であってほしいと願っています。そして、その思いに応えてくれる糸が――チャスキです。

チャスキは、ペルーの職人たちの手で紡がれた、ピマコットンとメリノウール、そしてリネンをブレンドした糸。軽やかで、清らかで、そして肌にふれたときの感触に、誠実さが滲んでいます。

肌にふれる一枚を編むとき、何を大切にしたいか。その問いに、静かに答えてくれる糸がある。そんな思いで、今日のお知らせをお届けしました。

👉ピマコットンの気配を感じてみる

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