外で編み物をした思い出を、アメリカの毛糸メーカーが読者から集めたことがあります。その中に、バッグから落ちた毛糸玉が、乗っていた車両の端までころころ転がっていった、という話がありました。それがきっかけで、まわりの方と話がはずんだそうです。
毛糸玉は丸いので、膝の上ではどうしても落ち着きません。編みかけと一緒に出かける日ほど、その居場所が気になります。
デンマークのブランド、ムーのサターン XLは、毛糸玉を入れたまま編めるプロジェクトバッグです。上の口を閉じたままでも、糸だけを外へ引き出せる作りになっています。直径21センチ、高さ28センチで、ショールやセーターの編みかけも毛糸ごと入ります。
素材は、使うほど色が深まる本革と、軽やかなキャンバスの2種類です。海外の編み物好きの掲示板では、持っていたプロジェクトバッグがきっかけで、外出先で編み手どうしが知り合えた、という書き込みも見かけます。
毛糸玉は中に、編みかけは手元に。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














