交差編みをするとき、なわ編み針を使わない方は、思っているよりずっと多いようです。
やり方はこうです。2目の交差なら、左の針に目を残したまま、3目めに直接右の針を入れて編んでしまう。そのあと、残っていた目を普通に編みます。日本の編み物教室のブログでも、この道具を使わない交差の編み方が紹介されています。
慣れてしまえば速いですし、道具を探す手間もありません。使いたいときに見当たらない、外に持ち出すときに忘れる。そういう理由で、針を使わないことにしたという方の記録も残っています。
ただし、この方法には境目があります。
2目なら無理がありません。3目でも、なんとかなります。4目の交差になってくると、目をまとめて押さえながら5目めに針を入れることになり、手がかなり無理をします。編み地も引っ張られます。教室のブログにも、4目の交差になってくるとなわ編み針を使ったほうが便利になりそうだ、と書かれていました。
なわ編み針は、その境目から先のための道具です。
預けた目が動かないこと。ただそれだけの役目ですが、4目、6目と交差が大きくなるほど、その役目は重くなります。
交差の目数を、一度数えてみてください。
5種類の縄編み針を見比べる
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














