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靴下用の毛糸からナイロンを抜くと、触り心地はどう変わるのか

靴下用の毛糸からナイロンを抜くと、触り心地はどう変わるのか

靴下を編むための毛糸には、たいていナイロンが入っています。踵や爪先が擦り切れないよう、丈夫さを足すためです。編み物をされる方にとっては、あまりにも当たり前のことかもしれません。

ではもし、それを抜いてしまったらどうなるのでしょうか。

ドイツのプロラナが作っているゴールデンソックス ネッセルには、ナイロンが入っていません。抜いた分の丈夫さを引き受けているのは、ラミーという麻の仲間です。ウールが八割、ラミーが二割。構成としてはそれだけです。

面白いのは、その違いが数字ではなく、指先に出るということです。

実際に編まれた方から、普通のソックヤーンと比べて少しサラッとした触り心地だという声が届いています。いつものソックヤーンには、指の腹に少しだけ吸いつくような感じがあります。ナイロンが入っているとそうなります。この糸には、それがありません。指をすべっていくような動き方をします。

編み地になると、違いはもっとはっきりします。さらりというより、ひやりに近い。手のひらを置いた時に、少しだけ体温を持っていかれる感じがあります。ウールだけの編み地にはない冷たさです。

ちなみにネッセルとはドイツ語でイラクサのことですが、実際に使われている繊維はラミー、日本でいう苧麻です。メーカーが慣習的にそう呼んでいるだけで、植物としては別のものになります。

丈夫さの出し方をひとつ変えると、編んでいる間の手の感覚まで変わる。毛糸というのは、そういうところが面白いのだと思います。

ナイロンを抜いた糸が、指の上でどう動くか。

プロラナ ゴールデンソックス ネッセルの詳細はこちらからご覧いただけます。

執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)

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