靴下用の糸、いわゆるソックヤーンと聞くと、多くの方がウール混を思い浮かべます。丈夫で暖かく、長く親しまれてきた定番です。けれど、ウールの感触が苦手な方や、動物繊維を避けたい方にとっては、靴下編みそのものが遠いものになりがちでした。
プロラナのバンブーソックスは、その定番から一歩外れたソックヤーンです。竹を原料とするビスコースを三割ほど含み、ウールを使っていません。竹から糸が生まれるというと不思議に思えますが、なめらかで扱いやすい素材として、衣料の世界では静かに広まっています。
うれしいのは、素材は新しくても、規格はいつもの靴下の糸に近いこと。太さも長さも見慣れたもので、手持ちの細い針でそのまま編みはじめられます。色は、編むうちに移り変わる段染めと、模様をくっきり見せる単色の二とおり。洗濯機で洗えるので、しまい込まず、毎日はく靴下として使えます。
ウールだけが靴下の糸ではない。そう思うと、編みたいものが少し増えるかもしれません。
あきらめていた靴下編みを、もう一度。
執筆:細野カレン(なないろ毛糸 店長)














