9月が終わり、いよいよ編み物の季節がやってきました。靴下用の毛糸といえば細いソックヤーンを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、北欧流は少し違います。太めの糸で編むことで、厚みのある靴下が生まれ、編み目がさくさく積み上がっていく感覚も新鮮です。
その楽しさを気軽に体験していただけるように、ノルディック靴下の編み図をご用意しました。ヒールフラップやヒールターンといった伝統的な設計が盛り込まれ、かかと部分の工夫を実際に編みながら味わえます。さらに詳しい動画解説もあり、編み目の流れやかかとの立ち上がりを確認しながら進められるので安心です。
もうひとつの魅力は色選びです。日本では断染の模様に慣れている方が多いですが、あえて単色や単色に近い糸を組み合わせるのもおすすめです。履き口やつま先、かかとだけ別の色にすると、同じ編み図でも仕上がりががらりと変わります。太めの糸だからこそ短時間で完成し、色の組み合わせによる達成感も楽しめます。
かかとが形になっていく瞬間や両足が揃ったときの喜びなど、北欧流の靴下編みには多くのわくわくが詰まっています。