ピッチとは、段染め毛糸の模様の出方を表す言葉です。
この言葉自体に正式な定義はないらしくて、自然発生的にできた言葉のようです。
また、どうやら日本独自の言い方のようで、英語圏ではピッチではなくリピートという言葉が使われています。
一般的には、ある一定の段数を編んだ時に同じ模様の繰り返しが多いデザインの毛糸をショートピッチ、繰り返しが少ない毛糸をロングピッチと呼んでいます。
AB AB AB AB AB =>ショートピッチ
AとBの模様が5回繰り返して出てきます。
ABCDE ABCDE =>ロングピッチ
A,B,C,D,Eの模様が2回繰り返して出てきます。
この中間ならミドルピッチと呼んでいます。