姿形がまったく違うのにある特別な共通点で結ばれている毛糸

姿形が違うのにアレが同じ二つの毛糸

ここに二つの毛糸があります。

↓ ↓ ↓

ご覧の様に姿形が全く違います



普通の毛糸とも全然違う外観からして、なんだなんだ!っていうくらいインパクトがある毛糸ですね。


さて、ここで問題です!

この誰がどう見ても違う二つの毛糸ですがある共通点があるんです。

何だかわかりますか?




あ、わかっちゃいましたか?

これは、ちょっと簡単すぎたかなぁ...


そうです、色が同じなんですね。

(ちなみに、素材も太さも全く同じです。全長は円盤型毛糸は玉巻毛糸の1.5倍あります)



な~~んだ、色が同じで巻き方が違うだけなのね。


と、思うでしょ。


ノン ノン ノン ノ~~~ン


実は、色は同じでもある違いがあるんです。

謎が謎を呼ぶ展開になってきましたね!


その違いはというと、

リピートする色の長さが違うんです!

ん、どういうこと?



こういうことなんです

■ 玉巻された小さな毛糸は「ツァウバーバール 100」、そして円盤型の毛糸は「ツァウバーフラワー」という毛糸です。

どちらも、皆様ご存知のショッペルの毛糸です。
上の横棒は、一本の糸がどのように染色されているかを図示しています。

ツァウバーフラワーは、ツァウバーバール 100に比べて一つの色の長さが長く染色されています。

この二つの毛糸を同じ目数だけ編んだ結果を図示したのが下の図です。

ツァウバーフラワーの方が、同じ色が出てくる段数が多くなります。

こんな使い方ができるんです

たとえば、

セーターを編むとします。

身頃をツァウバーフラワーで編むと、かなり幅広のグラデーションがかかった美しいストライプ模様になります。

ですが、そのままツァウバーフラワーで袖を編むと、一つの色が長すぎて綺麗なストライプ模様になりません。

そこで、袖を同色のツァウバーバール 100で編むと、身頃と同じような色変わりのストライプ模様になります。

などと、二つの毛糸のリピートの長さの違いを利用することで、より整った美しい作品を
編むことができるんです。

あなたなら、どう利用しますか?

色が同じでピッチが違うという面白い特徴を利用すれば、様々なデザインの作品を編むことができます。

アイデアはあなた次第です!

色番号と色について

毛糸の名前の後の4桁の番号が色番号になりますので、この番号が同じであれば色と出てくる順序が同じになります。

ですが、ロングカラーリピート毛糸であること、また糸の始まりが同じ色であることが保証されて*いない*毛糸(同じツァウバーバール 100でも違います)ですので、この点について予めご了承ください。

販売について

なないろ毛糸では、ショッペルの全毛糸の在庫状況を常にショップページの商品の在庫に反映しています。

商品ページの在庫状況(在庫の有無)は、ご注文時点での在庫状況になります。

メーカー在庫にも限りがございますので、お気に入りの色が見つかりましたら、お早目のご注文をお勧めいたします。

執筆者

© 2023 細野淳一 なないろ毛糸 DOITUSYA GmbH

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