The Story of addiYarnArm
バスの中で転がった糸玉から、addi ヤーンアームは生まれました。
2024年7月、カナダのバンクーバー島を旅行していたルイーズ・グリーブスさんは、バスの中でかぎ針編みをしていました。
景色を楽しみながら手を動かしていたはずが、気がつくと糸玉が膝から転がり落ちて、バスの汚れた床を転がっていました。 それを拾い上げて、また編み始める。しばらくすると、また落ちる。その繰り返しでした。
そのひと言が、すべての始まりでした。
隣に座っていたご主人のエイドリアンさんが、何気なくこう言いました。
「腕に糸玉を固定する何かが必要だね」
ルイーズさんとエイドリアンさんは、すぐにアイデアを出し合いました。 帰宅後、エイドリアンさんはさっそく試作を始めます。
最初のバージョンは小さなプラスチックのトレーを使ったもので、うまくいきませんでした。 しかし2番目のバージョンが画期的でした。なめらかに回転するスピンドルとゴムバンドが付いた、湾曲したプラスチックのホルダーです。 糸は均一に引き出され、絡まることなく、腕から落ちませんでした。
「これは製品になる」
二人はそう確信しました。
フェアで確信に変わりました。
予備特許を出願し、「YarnArm」という名前を商標登録したご夫妻は、 2024年9月にイギリスのニューベリー競馬場で開催された大きな編み物フェアに参加します。
ルイーズさんが YarnArm を腕につけて会場を歩き回ると、立ち止まる人が続出しました。 「これはどこで買えますか」という声が何度も上がりました。
「電車で編むときに使いたい」「車いすでも使えそう」という声もありました。 その反応を見て、二人は確信しました。これは多くのニッターが本当に必要としていた道具だと。
addiとの出会い。
2025年3月、ドイツのケルンで開催された世界最大規模の手芸見本市 h+h cologne に参加したご夫妻は、 試作品を多くのメーカーに見せました。
そこで addi のチームと出会い、すぐに強い関心を持ってもらえました。 2025年5月、ルイーズさんとエイドリアンさんは addi とライセンス契約を結びます。
addi はドイツ・アルテナで1829年から続く老舗の編み針メーカーです。 二人の発明を、addi が製品として世界に届けることになりました。
addiが選んだのは、ヒマワリの種の殻でした。
ライセンス契約後、addi のチームはご夫妻と一緒に1年かけて製品化を進めます。 addi が強くこだわったのが素材でした。
通常のプラスチックではなく、食品産業から出るヒマワリの種の殻を原料とする バイオプラスチック「GC Green」を採用することにしました。
自然な条件のもとでマイクロプラスチックを残さず分解される素材で、 加工時のエネルギー消費も通常より約20%少なく抑えられています。 1829年から続く職人の精神が、素材の選択にも表れています。
GC Green素材 食品産業から出るヒマワリの種の殻を原料とするバイオプラスチックを採用しています。
addiのものづくり 1829年から続く老舗メーカーの経験が、使いやすさと素材選びに活かされています。
2026年3月、世界にお披露目されました。
2026年3月、再びケルンの h+h cologne にて、addi ヤーンアームとして正式に発表されました。 会場では多くの小売業者から大きな関心が寄せられました。
ルイーズさんとエイドリアンさんも会場に立ち、自分たちの発明が addi というブランドとともに 世界の編み手に届く瞬間を見届けました。
バスの中で糸玉を拾い上げたあの日から、わずか1年8ヶ月のことでした。
2024年7月
カナダのバンクーバー島を旅行中、バスの中で糸玉が転がったことからアイデアが生まれました。
2024年9月
イギリスの編み物フェアで YarnArm を披露し、多くのニッターから反響を得ました。
2025年5月
ルイーズさんとエイドリアンさんが addi とライセンス契約を結びました。
2026年3月
h+h cologne にて addi ヤーンアームとして正式に発表されました。
なないろ毛糸がいち早くお届けします。
なないろ毛糸は日本とドイツを拠点とするお店です。 ドイツに関連会社があるという地の利を活かして、addi ヤーンアームをいち早く日本のニッターの皆さんに お届けできる体制を整えました。
ルイーズさんとエイドリアンさんの「もっと編み物を楽しくしたい」という気持ちから生まれたこの道具を、 ぜひ一度手に取ってみてください。
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カラーはベリーとペトロールの2色です。詳しくは、下の商品一覧からご確認ください。
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