おはようございます、細野カレンです。
まだ暑さの残る毎日ですが、朝のひとときに少しだけ涼やかな北の国のお話をお届けします。
なないろ毛糸に、アイスランドの毛糸「ロピ」が仲間入りしました。
ロピは、アイスランドの羊から紡がれる伝統の糸。世界中のニッターに愛され続けてきた存在です。
アイスランドの羊毛はちょっと特別です。
外側の長い繊維は雨や雪をはじき、内側の柔らかい繊維は体を温めてくれます。だから軽いのに丈夫。初めて手に取ったとき、そのバランスに私は思わず「自然ってすごい」とつぶやいてしまいました。
今回ご紹介するのは、その第一弾「ロピ ホースバンド」。
アイスランド語で「Hósuband(ホースバンド)」と書き、“hósa=靴下” “band=糸” の意味を持ちます。名前の通り、靴下を編むために生まれた糸です。
ホースバンドは、ロピの中で唯一ナイロンを含んでいます。
だから丈夫さと履き心地を両立していて、日常づかいの靴下にぴったり。摩耗や型崩れを気にせず、長く愛用できる一足に仕上がります。
もちろん靴下だけではありません。セーターに編めばしっかりとした編み地で冬を包み込み、ミトンや帽子にすれば形が崩れにくく安心。暮らしを支えてくれる“たのもしい糸”です。
ロピはレースから極太まで幅広い種類がありますが、すべてがアイスランドの羊毛100%。ホースバンドだけが特別にナイロンを含んでいます。
色はナチュラルカラーや霜降り調が多く、まるでアイスランドの風景そのものを糸にしたような落ち着き。染料もすべてOEKO-TEX 100認証を受けていて、安全性も確かです。
これから少しずつ、さまざまなロピの糸をご紹介していきます。
▶ アイスランドのソックヤーンを見る
それでは、また。