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毎日洗うの、やめませんか?ノルウェーの毛糸が教えてくれた新常識

毎日洗うの、やめませんか?ノルウェーの毛糸が教えてくれた新常識

おはようございます、細野カレンです。

ウールって、実は洗わなくてもいいんですよ。

そう聞いて、驚かれる方は多いかもしれません。けれどそれは、ほんの少し前までは当たり前のことでした。ウールが本来持っている自然の力――汚れを寄せつけず、においをためこまず、湿気をほどよく調整する、その呼吸のような性質。それがきちんと残された良質なウールであれば、風にゆだねるだけで、また気持ちよく使える状態に戻ってくれます。

ドイツのあるメーカーの方が、こんなふうにおっしゃっていました。「スーパーウォッシュが必要なのは、洗わなくてはという現代人の強迫観念から。でもね、本当に良いウールなら、干すだけで綺麗になるんだよ」

たしかに、と私は思いました。一年を通してウールの靴下を愛用している私自身、かつては毎日せっせと洗っていました。けれど、この話を聞いてからというもの、陰干しだけにしています。洗うより干す。そのほうが、ずっと気持ちよく使えることに気づいたからです。

そんな中で出会ったのが、「トレスコ」というノルウェー産のソックヤーンでした。ノルウェーの自然の中で育った羊から取れたウールをベースに、80%ウールと20%ナイロンを合わせた、シンプルで丈夫な糸です。スーパーウォッシュ加工はされていません。けれど、それが欠点ではなく、魅力として成り立っている。むしろ、何も足されていないからこそ、この糸が持つ自然な美しさやしなやかさが、しっかりと感じられます。

この「トレスコ」は、ノルウェー南部のFoss Eikelandという工場で、丁寧に作られています。羊毛の洗浄から糸に仕上げるまで、同じ場所で一貫して行われる生産体制。効率よりも、素材の素直さを大切にしている姿勢が、糸の肌触りにそのまま表れています。

編んでいると、手の中で素材がしゃべってくるような、そんな感覚があります。靴下やスリッパなど、実用的な用途にも向いていて、日々使うものに求められる耐久性も、しっかり備えています。

色はどれも、ノルウェーの景色を思わせるような静かなトーンばかりです。濁りがなく、けれど派手すぎることもなく、グレーやくすみ色を基調としたバリエーションは、派手さよりも落ち着きを求める方にぴったりだと思います。

手を加えすぎないウール。洗わないという選択。そのどれもが、現代の生活の中では少し珍しくなってしまったものかもしれません。けれど、編んでいる時間をただ静かに楽しみたいとき、それはとても自然な選択のように感じられます。

「トレスコ」は、そんな時間のためにあるような糸です。素材に何かを託すような気持ちで、手に取っていただけたらうれしく思います。

洗わないウールという選択に、こちらで触れてみてください

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