おはようございます、細野カレンです。
今朝、窓を少し開けたら空気にやわらかな軽さがありました。
こういう朝は、何かを少しだけ変えてみたくなるのかもしれませんね。
今日は、そんな気分にそっと似合う糸のお話を。
フィンランドから届いたばかりの、とても軽やかな糸があります。
指にのせたとき、光だけがふわりと浮かび上がるような、やわらかい存在感。
派手さはなく、むしろ静けさのなかにあるような、ほのかなきらめき。
それが「Novita Disco(ノヴィタ・ディスコ)」という名前のラメ糸です。
ラメ糸と聞いて、少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
実のところ、私自身もそうでした。
派手に見えたり、服に合わせにくかったり。
どこか「わたしには関係のないもの」と感じてしまっていたのです。
けれどこのディスコは、そうした先入観をやさしくほぐしてくれました。
1本どりで小さなクラッチバッグに仕立てると、光だけがすっと浮かびます。
いつもの靴下や帽子の縁にひとすじ添えるだけで、仕上がりの印象が少し変わります。
糸が主張するのではなく、編み方や組み合わせをそっと引き立ててくれる。
そんな距離感が、とても心地よいのです。
ラメ糸が好きな方にも、これまで避けてきた方にも、
一度だけ、ページをそっと開いてみていただけたらと思います。
ラメ糸の印象が、きっと変わると思います
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「わたしには似合わない」と思っていたものが、ある日、すっと自分の中に入ってくる。
そんな出会いが、編みものの世界にはたしかにあると思うのです。
きょうもあなたの編み時間が、やさしく穏やかに続いていきますように。
また次の更新でお会いしましょう。