おはようございます、細野カレンです。
朝の光がやわらかく感じられるこの頃、肌にふれる空気が少しずつ軽くなってきましたね。朝のうちに窓をひとつ開けるだけで、気持ちが整うような、そんな季節のはじまりです。
今回は、春の装いにぴったりの糸「ソインツ」をご紹介します。
この糸はフィンランドの老舗ブランドNovitaから届いたもので、その名はフィンランド語で「和音」を意味します。素材のやわらかさ、質感、色合いが調和しながら、静かに美しい一枚を編みあげてくれる糸です。
手にとってみると、驚くほどなめらかで、やさしい温度を感じます。軽やかでありながら、しなやかで、輪郭のある一枚に仕上がりそうな糸です。素肌にふれてもまとわりつかず、春の風をそのまま編み込んだような、そんな空気をまとっています。
色の名前にも、バス、オペラ、ノート、ドルチェ、ジャズなど、音楽にまつわる言葉が使われていて、まるで音色をまとうような愉しさがあります。
たとえば霞がかったピンク(ノート)には、陽だまりのような温度があり、
やや黄みを帯びたベージュ(ドルチェ)は、洗いざらしのリネンシャツのような清らかさを感じさせます。
そして穏やかなブルーグレー(ジャズ)には、まだ肌寒い朝の空気のような落ち着きがあって、どれも日々の装いにそっと寄り添うような、静かな美しさがあります。
春の軽やかさを、あなたの手で一枚、編んでみませんか?
ソインツには、その時間をきちんと支えてくれる確かさと、心をやさしくほどくような静けさがあります。
春の糸をお探しの方は、ソインツの商品ページを、どうぞ静かにご覧になってみてください。
きょうもあなたの手の中に、穏やかな時間が流れますように。
また、あたらしい糸と出会ったらお知らせいたしますね。