おはようございます。
朝の静けさの中、編み針を手にすると、自然と心が落ち着きますね。今日もひと編みを楽しんでいらっしゃるでしょうか。
さて、今回は「編み針が折れる理由」についてお話しします。
お気に入りの編み針で、いつものように編んでいたら…「パキッ」と小さな音がして、手元を見ると折れてしまっている。そんな経験はありませんか?編み物を愛する方なら、一度は経験したことがあるかもしれません。そして、突然の出来事に戸惑ったり、ショックを受けたりするものですよね。
編み針が折れる理由
編み針が折れるのには、いくつかの原因があります。
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木製の編み針に、つい力を入れすぎてしまう
木の編み針は手になじみ、柔らかい風合いが魅力ですが、特に金属針に慣れている方は、同じ感覚で力を込めてしまいがちです。金属針なら問題ない力加減でも、木の針には負担となり、気づかないうちにじわじわと負荷がかかってしまうことがあります。
使い始めのうちは、自分の力加減がわからず、思わぬタイミングで折れてしまうこともあります。 -
極細の針に余計な力がかかってしまう
細い針ほど繊細でしなやかですが、編み目を拾うときに無理な力を加えたり、誤った方向に曲げてしまうと、思いがけず折れてしまうことがあります。 -
見えない製造上の個体差
工業製品とはいえ、編み針もひとつひとつ個性があります。特に天然木の編み針は、木目の入り方や内部の空洞(ス)が影響することがあり、外見では分からなくても突然折れてしまうことがあるのです。
長く使うためにできること
どんなに丁寧に扱っていても、編み針は折れることがあります。特に、新しい編み針を使い始めたばかりの頃は、力加減に慣れていなかったり、無意識のうちに負担をかけてしまったりすることも。
そのため、大切なのは編み針の選び方と、もしものときの安心です。
- 自分の編み方のクセに合った素材を選ぶ
- 細い針ほど、扱いに注意して力をかけすぎない
- もし折れてしまったときの保証があるお店を選ぶ
編み針は、長く付き合う大切な道具。だからこそ、「もしもの安心」がある一本を選びたいですね。