モーゼル川を遡る中世の遺跡の旅 - コッヘムからトリアーへ - なないろ毛糸

モーゼル川を遡る中世の遺跡の旅 - コッヘムからトリアーへ

 

ドイツほそきた珍道中 - 9ユーロチケットの旅の第1回目は、フランス国境にほど近いドイツ最古の都市「トリアー」への電車の旅です。

スタート地点は、コッヘムというモーゼル川河畔の小さな小さな観光の街です。

ジオラマ?

いえいえ、最近よく利用するホテルの部屋から見える現実の風景なんですよ。中世のお城と色とりどりの街並みがメルヘンチックで見ているだけでも心癒されますよね。

ちょっと疲れちゃった時とか、逆に意欲満々で新しい企画を考える時にここを訪れては数日を過ごし、また街に戻ったりしてるんですが、僕にはとっても大切な場所なんです。

さて、モーゼルと言えば世界的に有名なのがワインですが、コッヘムの街中で珍しいものを見つけました。

ワインの自動販売機です。

日本の皆様には自動販売機は珍しくもなんともないかもしれませんが、自動販売機を見かけることはまずないドイツなので、これには驚かされました。

僕はお酒は飲まないのですが、北林はそこそこワインを知っているので、コッヘムのようなワインの名産地に来ると、レストランやカフェなどで舌を噛みそうな名前のワインを頼んでは楽しんでる様子です。

 

真剣な表情で ワインリストをめくる北林。

一方、甘党の僕は街中でこんな素敵なアイス屋さんを発見!

壁に描かれたのは昔のアイス造りの様子。今もこの奥では手作りでアイスを造っているんですよ。

小道に面した直売所で早速買ってみました。

今までに食べたことがない味と食感のアイスでこれは癖になりそうです。

さて、食べたり飲んだりしてばかりではちっとも先に進まないので、駅に向かいます。

駅に来たのは初めてですが、その古さにびっくりです。

電車のホームを歩くのは何年ぶりでしょうか。

この風景、日本のどこかのローカル線の駅みたいだと思いませんか?

あいにくの雨ですがこの赤い電車に乗ってモーゼル川を遡っていきます。

 ご覧の通り水面と道路や建物が建っている地面は高低差がほとんどありません。

大雨が降ると洪水になってしまうのも頷けますよね。

さあ、今日の目的地のトリアーに着きました。

この街のシンボル的存在が、世界遺産にも指定されているこの「黒い門」。

よくある観光地の教会のように排気ガスで汚れてしまったのではなく、元々黒い石で作られているんですよ。

その大きさも相まって威厳に満ち溢れています。

中世の時代の統治者というのは、やることのスケールが違いますね。

おまけ ↓

なんでバーキンかって?

何かが違うんですがお分かりかな?

ロゴが黒一色なんです。

粋ですね~~

と、黒い門と黒いバーキンを見たので満足して帰路につきます。

帰りはそのまま来た道を引き返して電車に乗ってスタート地点のコッヘムまで戻ってきました。

久しぶりに電車に乗りましたが、普通電車なのにとっても清潔で快適で行きも帰りも混むこともなく、こういった小旅行にはもってこいですね。

まあ、この路線は途中に大きな都市がない上に平日だったので混まなかったんでしょうけどね。

9ユーロチケットの旅の滑り出しとしては上々でしょうか。

コッヘムの街に戻って絵画のような窓の外の景色を楽しみながら夕ご飯。

楽しかった一日ももうすぐ終わりです。

そして、9ユーロチケットの旅は続くのでした。

チャオ

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